タオルの生い立ち

タオルの起源は意外にも古く、紀元前2000年頃の古代エジプトでは、織物のようなもので手や体を拭うために使われていたとされるものが発掘されています。これが現在の原型になったのではとされています。その後、古代ローマの公衆浴場などでも見つかっており、人々の間で広く使用されていたと言われています。

1850年にイギリス人のヘンリー・クリスティーがトルコを訪れた際、手工芸品として作られていたタオルの原型を手に入れ、その織物の良質さに目をつけ母国に持ち帰り、サミュエル・ホルトに相談して工業化され、人々の間に広まりました。

一方、日本にタオルが入ってきたのは江戸時代末期の1858年に結ばれた日米、日蘭、日露、日英、日仏の修好通商条約以降、日本を訪れた欧米人によって、日本に持ち込まれたのではないかと言われています。公式に記録が残っているのは、1872年(明治5年)の大阪税関の記録に「浴用手拭 2打 7.60円」という記述です。当時は高級品であり、その保温性から主にマフラーなどとして使用されていたそうです。

日本では、1880年(明治13年)頃から国内生産を考え、1887年(明治20年)頃から、ホルトに遅れること30年、本格的なタオルの生産が盛かんになりました。